金沢旅行とsyrup16g

2026/04/01

日帰り金沢旅行

日帰りで金沢旅行に行ってきた。突発的に誘ったのに、ついてきてくれた友人に大感謝。3月頭に転職先が決まり、その流れで金沢へ行くことを決めたので、決断がかなりギリギリになってしまったのだった。

目的は金沢県立美術館でやっていた鴨居玲展。とにかく内省的で、暗い絵が多かった。その後、友人が行きたいと言っていた鈴木大拙館へ向かう。金沢で一番好きな場所だ。前回行った時は5年以上前の平日で、紅葉を楽しむには少し遅い時期だったから、人が全然いなかった。静かで風の音しかしない思索空間から、水鏡の庭をぼんやり見たあの時間の満ち足りた気持ちを今でも覚えている。今回は休日だったのもあり、人がたくさんいたし、海外観光客も多かった。でも、相変わらずいい建築で、いい空間だった。ちょっと遅めのお昼は、古民家をリフォームしたしゃれた中華店で点心を食べた。その後、兼六園へ。夕方に近い時間帯だったのでまっすぐ時雨亭に向かい、お茶とお菓子の予約を入れた。予約までは少し時間があったので梅園だけ先に見に行ったが、ちょうど見頃で素晴らしかった。時間になったので時雨亭に戻ったら、私たちが予約した回で今日は最後、と言っていて、先に予約しておいてよかったと思った。普段東京でビル街しか見ていないから、広い日本庭園と、大樹と、苔むした地面が格別によいものに見え、今年はもっと色々なところに旅行に行きたいと思った。

syrup16g 30th Anniversary “Closer / Further”

3/13、14にsyrup16gの30周年を祝うライブがあった。2daysだったのでさすがに両方行った。セトリが両日違ったのでその判断は間違ってなかった。 最初にsyrup16gの軌跡を振り返るムービーがあり、解散ライブの映像の後、一瞬とぎれて生還の映像が流れた。生還の場所は、今回のライブと同じくNHKホールだったため、あの時のことを否が応でも思い出した。 今回、五十嵐は本当に声がよく出ていたし、入りでミスることはあったが、ギターソロもよく弾けていて、このライブのためにどれほど準備したのかが伝わってきた。day2は1階席だったので、彼の脚が上がってたのがよく見えた。 この不安定な世界情勢の中、Furtherの日に「HELL-SEE」と「パープルムカデ」をやる意味を考えてしまう。そして圧巻の「リアル」。

圧倒的な存在感
生身の感情の表現
すべての言葉しっぽ巻いて
逃げ出すほどのリアル

この部分の歌詞そのものみたいなライブだった。

金沢旅行とsyrup16gのライブで、写真や配信ではなく実際に実物を見る価値をしみじみと感じた。このタイミングで、今この瞬間を見に行ったこと。情報にあふれている社会で、一番情報量を持っているのは現実であると改めて実感した。同時に、この不安定な社会で、見たい・行きたいと思う物事は機会があるのならのがしてはいけないと思った。卒業旅行で行った首里城はその後火事にあったし、長崎の軍艦島もいつ上陸できなくなるのかわからない。五十嵐は53歳で、いつかライブを見に行きたいと思っている平沢進はもう71歳になる。学生の時から好きな人、もの、いろんなものが、自分と同じ様に歳を重ねている。

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